林道と酷道と秘境駅と隧道と・・・
隧道潜行 - 2007年11月30日 (金)
動画の編集で手間取ったり、保存したら“サーバーメンテナンス中”で全部消えやがるというイジメにあったり etc.etc・・・・ずいぶん時間がかかりましたが、ようやく完成~~と言いますか、手に負えなくなったのでまあいいやこのまま公開しちまおう、てのがホントのトコロだったりして(爆)
写真と動画がテンコ盛りですので、ごゆっくりお楽しみ下さいませ
※訪問日 11月3日
さて、今回は久しぶりのロングラン、岩手の秘境駅No.1と言われる「押角駅」の訪問をメインでお送りいたします(のつもりがアレもコレも詰め込んでしまいました)
押角駅までの正規のルートはR106からR340を通って和井内まで、なのですが、それではつまらないのでR106から大規模林道八戸川内線へと進入、安庭害鷹森林道を目指します

紅葉もそろそろ散り始めてきました
もう冬はすぐそこ、という感じです
安庭害鷹森林道入口に到着

通行止めのカンバンが設置されていましたが、さてどうなるか?
参考までに、以前の訪問記録はコチラです
林道の様子は動画でお楽しみ下さい
(倍速になってます)
峠までの登り(西側ルート)です
どうぞ~
峠の様子

天気が良い時は素晴しい展望なのですが、本日はあいにくの曇り空・・・と思っていたらポツリポツリと雨が降ってきました
去年の同時期にR2で訪れた時はこんなでした

まさに絶景!
この時は下り側の荒れ方が凄まじく、ここで引き返しましてしまいましたが、今日は進みますよ
峠から下り(東側ルート)はコチラからどうぞ
※ビデオのバッテリーがやばくなってきたので全線ではありませんスマヌ
安庭山荘到着

ここまで来ると舗装路にかわります
ダートは好きですが、舗装路に戻ると安心してしまうのはナゼ?
山荘から6kmほど走るとR340と合流します

国道とは思えないほどのどかな風景ですが、ここは岩手でも1、2を争うほどの酷道であり、その途中には秘境駅として名高い押角駅も存在します
R340酷道区間の動画です
コチラへどうぞ
駅から望む

さて、今回初の訪問となった押角駅ですが、数年前にプチ改修されており、ネットで見る画像よりも少しだけ立派になっていました(ホームは平らになっています)
橋や駐車場など周囲の状況もそれなりに改善されており、巷で言われているよりも、ちょっとだけ秘境じゃなくなっていたかもしれないような気がします(なんじゃそりゃ)
それでも人を引き付けるオーラは健在のようで、私が訪れたその瞬間にもカメラ片手にうろついているマニアが約一名(でも駐車場の入口に路駐するのはどうかと思うぞ)
動画の最後に出てくる雄鹿戸隧道です

駅名(地名)は押角(おしかど)
隧道名は雄鹿戸(おしかど)
雄鹿戸の呼び名は、この隧道の為に古文書を参考に考えられたそうです
昭和10年開通、岩手の隧道としては、かなりの古株ではないでしょうか
なぜか心霊スポットとしても有名みたいですが(噂では、拡張工事の時に壁から白骨死体がゴロゴロ出てきたとか何とか)、別に何て事はない普通のトンネルでしたよ
隧道を過ぎてしばらく行くと、小さな集落に入ります
で、右側にこんな橋があったりするのですが、

渡ってみると、ちょっとした広場になっています
こんな感じ
そのまま線路(岩泉線)にたどり着きます
積まれた石とかコンクリートの舗装とか
実はココ、かつて岩泉線が小本線と呼ばれていた時代の終着駅である宇津野駅があった場所らしいのです
既に駅舎もホームも残ってはいませんが、↑ の写真にある通り、言われれば成る程となるような微妙な雰囲気が漂っている・・・・かな?
ちゅーことで、秘境駅の隣には幻の駅が存在しました
さすが岩泉、ネタの宝庫☆
お約束の行動

幅がどうこう言うよりも、クルマが乗ったら橋が落っこちるんじゃないかって方が怖いぞ
てか、私が落ちる所でした(マジで)
岩泉線最大の撮影スポットと称されるアーチ橋です

今度は岩泉線を狙ったカメラオヤジになってみようかな
余談ではありますが、11月24日をもって、山田線・岩泉線を走る“キハ52気動車(キハ58も)”が引退しました

県内のトップニュースとしても報道されたほどの事件?で、当日は鉄道マニアの方々他約300人が、最後のお別れに訪れました
国内でも走っていたのは、この岩泉線と山田線くらいだったでしょうから、もしかして本当に見納めだったのかもしれませんね
それにしても、「お手数をお掛けしますが乗車・降車の際にはドアボタンを押して下さい」って・・・・いままで手動ドアだったんですけどそれより手が掛かるんですか?
閑話休題
そろそろR455と合流、と言うあたりに旧道が残っています
当然のごとく進入してみますが、しばらく行くと岩山にぶちあたって終了

道がないよー
なーんてね、反対側から見るとよくわかりますが、

かつては川代下隧道と呼ばれていた穴です
崩れたというより埋めてしまったんでしょうね
こんな外観ですが、竣工は昭和34年と結構新しい隧道です
埋められてしまったのも、ごく最近の事
旧道自体も舗装がかなり怪しくなっており、既に道としての機能は失われつつあります
自然に還って行くのもそう遠い日ではないでしょうな
R340とR455の重複区間に入り、浅内発電所を過ぎてから右折、松橋林道を探索してみましょう
この林道も今回初の訪問なのですが、凄くイイ デス!
スッゲー気に入りました
何がイイって、まず入ってすぐに出迎えてくれるこの隧道

松橋隧道といいます
抗門はコンクリート(石かな?)ですが、内部は完璧テボッチャー
初めはメチャクチャな掘り方だなー、なんて思ったのですが、よく見るとちゃんと規則性があるみたいですね
名前の下に竣工年月日が彫られています

昭和31年3月・・・あとはちょっと解読不能
そして林道の風景

んー、うまく言えないのですが、もうゾクゾクじます
もともと酷道よりも険道よりも「林道」が好きなんですよワタクシは
季節柄葉がみんな落ちて寂れた感じになっているのもまたイイですねーww
国道に戻って再び旧道へ
こちらは松野隧道です

松野トンネルというのもあるんで、ちょいとややこしいですな
元々は素掘りのようですが、コンクリで固めてあります
てか、隧道どころか山そのものがコンクリートでコーティングされているんですよね
そこまでしなくでも良いんじゃないですか?
さて、当初の予定ではここから奥岩泉隧道まで行ってみる事にしていたのですが、時間とガソリンが心もとなくなってきたので、本日はコレにて終了としました
奥岩泉隧道はまた今度です
あとはあそことあそこと・・・・あそこも?
まだまだ楽しめるな、岩泉よ
それでは、長々とお付き合いいただきありがとう御座いました
写真と動画がテンコ盛りですので、ごゆっくりお楽しみ下さいませ
※訪問日 11月3日
さて、今回は久しぶりのロングラン、岩手の秘境駅No.1と言われる「押角駅」の訪問をメインでお送りいたします(のつもりがアレもコレも詰め込んでしまいました)
押角駅までの正規のルートはR106からR340を通って和井内まで、なのですが、それではつまらないのでR106から大規模林道八戸川内線へと進入、安庭害鷹森林道を目指します

紅葉もそろそろ散り始めてきました
もう冬はすぐそこ、という感じです
安庭害鷹森林道入口に到着


通行止めのカンバンが設置されていましたが、さてどうなるか?
参考までに、以前の訪問記録はコチラです
林道の様子は動画でお楽しみ下さい
(倍速になってます)
峠までの登り(西側ルート)です
どうぞ~
峠の様子


天気が良い時は素晴しい展望なのですが、本日はあいにくの曇り空・・・と思っていたらポツリポツリと雨が降ってきました
去年の同時期にR2で訪れた時はこんなでした


まさに絶景!
この時は下り側の荒れ方が凄まじく、ここで引き返しましてしまいましたが、今日は進みますよ
峠から下り(東側ルート)はコチラからどうぞ
※ビデオのバッテリーがやばくなってきたので全線ではありませんスマヌ
安庭山荘到着

ここまで来ると舗装路にかわります
ダートは好きですが、舗装路に戻ると安心してしまうのはナゼ?
山荘から6kmほど走るとR340と合流します


国道とは思えないほどのどかな風景ですが、ここは岩手でも1、2を争うほどの酷道であり、その途中には秘境駅として名高い押角駅も存在します
R340酷道区間の動画です
コチラへどうぞ
駅から望む

さて、今回初の訪問となった押角駅ですが、数年前にプチ改修されており、ネットで見る画像よりも少しだけ立派になっていました(ホームは平らになっています)
橋や駐車場など周囲の状況もそれなりに改善されており、巷で言われているよりも、ちょっとだけ秘境じゃなくなっていたかもしれないような気がします(なんじゃそりゃ)
それでも人を引き付けるオーラは健在のようで、私が訪れたその瞬間にもカメラ片手にうろついているマニアが約一名(でも駐車場の入口に路駐するのはどうかと思うぞ)
動画の最後に出てくる雄鹿戸隧道です


駅名(地名)は押角(おしかど)
隧道名は雄鹿戸(おしかど)
雄鹿戸の呼び名は、この隧道の為に古文書を参考に考えられたそうです
昭和10年開通、岩手の隧道としては、かなりの古株ではないでしょうか
なぜか心霊スポットとしても有名みたいですが(噂では、拡張工事の時に壁から白骨死体がゴロゴロ出てきたとか何とか)、別に何て事はない普通のトンネルでしたよ
隧道を過ぎてしばらく行くと、小さな集落に入ります
で、右側にこんな橋があったりするのですが、

渡ってみると、ちょっとした広場になっています
こんな感じ




実はココ、かつて岩泉線が小本線と呼ばれていた時代の終着駅である宇津野駅があった場所らしいのです
既に駅舎もホームも残ってはいませんが、↑ の写真にある通り、言われれば成る程となるような微妙な雰囲気が漂っている・・・・かな?
ちゅーことで、秘境駅の隣には幻の駅が存在しました
さすが岩泉、ネタの宝庫☆
お約束の行動

幅がどうこう言うよりも、クルマが乗ったら橋が落っこちるんじゃないかって方が怖いぞ
てか、私が落ちる所でした(マジで)
岩泉線最大の撮影スポットと称されるアーチ橋です

今度は岩泉線を狙ったカメラオヤジになってみようかな
余談ではありますが、11月24日をもって、山田線・岩泉線を走る“キハ52気動車(キハ58も)”が引退しました

県内のトップニュースとしても報道されたほどの事件?で、当日は鉄道マニアの方々他約300人が、最後のお別れに訪れました
国内でも走っていたのは、この岩泉線と山田線くらいだったでしょうから、もしかして本当に見納めだったのかもしれませんね
それにしても、「お手数をお掛けしますが乗車・降車の際にはドアボタンを押して下さい」って・・・・いままで手動ドアだったんですけどそれより手が掛かるんですか?
閑話休題
そろそろR455と合流、と言うあたりに旧道が残っています
当然のごとく進入してみますが、しばらく行くと岩山にぶちあたって終了

道がないよー
なーんてね、反対側から見るとよくわかりますが、

かつては川代下隧道と呼ばれていた穴です
崩れたというより埋めてしまったんでしょうね
こんな外観ですが、竣工は昭和34年と結構新しい隧道です
埋められてしまったのも、ごく最近の事
旧道自体も舗装がかなり怪しくなっており、既に道としての機能は失われつつあります
自然に還って行くのもそう遠い日ではないでしょうな
R340とR455の重複区間に入り、浅内発電所を過ぎてから右折、松橋林道を探索してみましょう
この林道も今回初の訪問なのですが、凄くイイ デス!
スッゲー気に入りました
何がイイって、まず入ってすぐに出迎えてくれるこの隧道


松橋隧道といいます
抗門はコンクリート(石かな?)ですが、内部は完璧テボッチャー
初めはメチャクチャな掘り方だなー、なんて思ったのですが、よく見るとちゃんと規則性があるみたいですね
名前の下に竣工年月日が彫られています

昭和31年3月・・・あとはちょっと解読不能
そして林道の風景



んー、うまく言えないのですが、もうゾクゾクじます
もともと酷道よりも険道よりも「林道」が好きなんですよワタクシは
季節柄葉がみんな落ちて寂れた感じになっているのもまたイイですねーww
国道に戻って再び旧道へ
こちらは松野隧道です

松野トンネルというのもあるんで、ちょいとややこしいですな
元々は素掘りのようですが、コンクリで固めてあります
てか、隧道どころか山そのものがコンクリートでコーティングされているんですよね
そこまでしなくでも良いんじゃないですか?
さて、当初の予定ではここから奥岩泉隧道まで行ってみる事にしていたのですが、時間とガソリンが心もとなくなってきたので、本日はコレにて終了としました
奥岩泉隧道はまた今度です
あとはあそことあそこと・・・・あそこも?
まだまだ楽しめるな、岩泉よ
それでは、長々とお付き合いいただきありがとう御座いました